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Raspberry pi zero にUSB接続の無線LANアダプタを接続し
経由でssh接続してみます。
2017年2月に発売された Raspberry Pi Zero W では無線LANが
内蔵されているのですが、私の持っているものは古いタイプなので
USB接続の無線LANを使用します。
今回はつなぐだけで使えて消費電力も低いと評判の
PLANEX GW-USNANO2Aを使いました。

 
1.SSID , パスワードの入力 
まずは、USBケーブルでSSH接続し、
ルーターのSSIDとパスワードを下の画像のように入力します。
すると、赤四角で囲ったテキストが出力されますので
コピーしておきます。

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2.設定ファイルの更新 
先ほど出力されたテキストを設定ファイルに書き込みます。

「sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf」
とコマンド入力し、設定ファイルを編集します。

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3.再起動 
まずは、下記コマンドでシャットダウンします。
「sudo shutdown now」

その後、PCとつないでいたUSBケーブルを外し
無線LANアダプタをつなぎます。
PWR側のUSBにパソコンをつなぎ再起動させます。


4.SSH接続 
SSH接続するためにはIPアドレスが必要ですが、
現時点ではわかりません。
そこで、ルーターの設定アドレスから推定します。

今回は、ルーターの設定用アドレスが198.168.159.1でしたので
最後の1を変えて総当たりで試しました。
結果、198.168.159.3で接続できました。

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 5.Raspberry pi のIPアドレスを固定する 
Raspberry pi側のIPアドレスは何かのタイミングで変わってしまう
可能性がありますので今のうちに固定IPアドレスに変更しておきましょう。

まずは、ルーター側でRaspberry piに振るIPアドレスを決めましょう。
方法は、
 ①DHCPで自動的に振るアドレスを制限しその範囲外のIPアドレスを使用する。
 ②Raspberry piに振るアドレスを直接指定する。
の2パターンがあります。今回は②の方法で行います。

まずは、Raspberry piのMACアドレスを調べます。
ターミナルから ifconfig と入力すると下図のように表示されます。
赤線で示したHwaddrと書かれたところがMACアドレスです。

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次にルーターの設定を行います。(ルーターはWimaxのWX02を使用しています)
管理画面から、詳細設定をクリックしパスワード入力を入力します。
左側のメニューから「DHCP固定割当設定」を選び、先ほど確認した
Raspberry piのMACアドレスと固定したいIPアドレスを入力し設定を保存します。

最後にRaspberry pi側に固定IP設定を書き込みます。
ターミナルから、 sudo vi /etc/dhcpcd.conf  と入力し、
一番下に下記のように追記します。

interface wlan0
static ip_address=192.168.159.100/24
static routers=192.168.159.1
static domain_name_servers=192.168.159.1

今回は固定IPアドレスを192.168.159.100としました。
最後に sudo reboot と入力し再起動したらOKです。